ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団(制作:株式会社スーパーキッズ)は、2022年11月6日(日)に「秋の芸術祭」(於:東京オペラシティコンサートホール)を開催いたします。2018年にスタートし5回目を数える今年はムソルグスキー(ラヴェル編)『展覧会の絵』を披露します。
コンサート情報: https://www.superkids.co.jp/z-brass/concert/2211zag/
●幼少期の思い出で終わらせない。生涯クラシック音楽を楽しんでいただくために
動物たちによるオーケストラ「ズーラシアンフィル」は親子を中心にオーケストラを楽しんでいただこうという観点から、童謡や民謡などをオリジナルアレンジした《シンフォニック童謡》の世界をお届けしています。「どこかで聞いたことのある」童謡などのメロディーをベースに、シンフォニーの響きの美しさを感じていただき、今までハードルが高かったオーケストラのコンサートを身近に感じていただく工夫をしてまいりました。
そんな活動を続けている折、目にとまるのはズーラシアンブラスのコンサートで音楽に興味を持ったお子様が、ズーラシアンブラスを卒業するとともにクラシック音楽を卒業してしまう…といった状況です。クラシック音楽との出会いを、幼少期の思い出として終えてしまうではなく生涯長く楽しんでいただきたい。そんな思いで、《童謡》からさらに踏み込んだクラシック音楽の世界を覗いていただけるコンサートを開催いたします。
●新指揮者 ジャイアントパンダがデビュー。他にもレアな光景がたくさん
動物たちの新たな仲間「ジャイアントパンダ」がデビューします。世界三大珍獣として並ぶオカピ、コビトカバと同じ指揮者であるジャイアントパンダが白黒の衣装に身を包み、華麗にオーケストラを導きます。
その他にも、ビオラやピアノを演奏する弦(つる)うさぎのベスがチェレスタ、クラリネットのローズマリーがオーボエ・コールアングレを演奏するなどファン必見のレアな光景がたくさん見られます。ダブルリードの白ヤギ、黒ヤギも仲間を増やしたり、普段オーケストラにないサックスパートにはサキソフォックスのラトゥールが参加して賑やかなステージとなります。
●プログラムの目玉は「展覧会の絵」
多くの作曲家によってオーケストラに編曲されたモデスト・ムソルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」。現代でとりわけ有名なモーリス・ラヴェルによる編曲版を演奏します。トランペットのインドライオンが演奏する印象的な「プロムナード」からスタートし、10枚の絵をめぐります。「ビドロ」ではテューバ・ホッキョクグマのソロに注目。お馴染み「キエフの大門」の大フィニッシュまで約35分に渡る組曲に動物たちが挑戦します。
【公演概要】
開催日:2022年11月6日(日)
時間 :開場時間12:45 開演時間13:30
場所 :東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(東京都新宿区)
料金 :全席指定 S席5,500円 A席5,000円 B席(見切れ席)4,500円
C席(見切れ席)3,500円
※1階席(S席)のみ0歳より入場可。3歳以上有料。
2歳までは保護者1名につき1名まで膝上鑑賞無料。
A、B、C席(2階席、3階席)は未就学児は入場できません。
曲目 :展覧会の絵、交響曲第40番第一楽章、俳句でブラス、
狂詩曲「おさるのかごや」
【ズーラシアンブラスとは】
指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」。クラシック音楽における絵本のような役割ができれば…と2000年に誕生しました。2010年には「横浜観光コンベンション特別功労賞」を、2011年には「キッズデザイン賞」において最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。2014年にはコンサートの取組が高く評価され、株式会社スーパーキッズは経済産業省より「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。また多数のCD、DVDのみならず、楽譜もリリースし、金管アンサンブル界の裾野を広げています。
「弦うさぎ」(うさぎの弦楽四重奏)「サキソフォックス」(キツネのサックス四重奏)といった動物の仲間たちと行う、親子のためのコンサート「音楽の絵本」は、全国各地のホールで話題となり、海外公演も含め年間約150を数えます。2011年にはオーケストラ「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」を結成。これまでのコンサートから更に一歩踏み出し、慣れ親しんだ音楽をより交響的に紡ぐ「シンフォニック童謡」をテーマに展開。子どもたちのクラシック音楽への興味を一層高めています。
「ズーラシアンブラス」は、これからも音楽の素晴らしさを知る糸口を提供していきたいと思っています。
【制作コンセプト】
素晴らしい文学作品を読んで聞かせても、小さな子どもがその世界に入り込んでいくことはすぐにはできません。そのために文学の世界には「絵本」と言う素晴らしい芸術の入り口が用意されています。音楽の世界にも童謡という子どもたちへの贈り物がありますが、歌詞に頼らないクラシックの世界では絵本のような分かりやすい入り口がなかなかありませんでした。ズーラシアンブラスはクラシック音楽における絵本の役割ができれば…と考えられ、そして誕生しました。